iTunes は世界中で使用されていて、そのCDDBの充実度は世界一です。どんなマイナーなCDであろうとも、殆どのCDは登録され、情報は再利用されています。 しかし、CDからHDDに取り込む時に不可逆圧縮を行い、完全なデータでは有りません。しかし、CDの音楽を可逆圧縮で取り込み、全く劣化のない音楽を楽しむ、と言うのも、 最近のHDDの大容量化と価格の下落によって実用的になってきました。また、GoogleDriveに代表されるネットワークストレージは将来、どんどん安くなるでしょう。 私は、XRECORD3 と言うソフトを使って、wv形式と言うロスレスオーディオに変換して楽しんでいます。 XRECORD3のfreedbに無い様なマイナーなCDの場合、iTunesを利用してCDDBを取得し、 ExactAudioCopy(EAC)でリッピングを行っています。 EAC で使用する freedb と言う CDDB情報はあまり充実度が高くはありません。

そうです。Exact Title Copy は iTunes が取り込んだ CDDB情報を EAC が利用できる形に加工し、受け渡す事で EAC に iTunes の CDDB情報を活用させよう、と言う簡単だけど夢の様なソフトなのです。

Exact Audio Copy と iTunes、それと Exact Title Copy が必要です。 Windows 2000 では動作確認をしていませんが、Microsoft の Visual Studio 2005 の Visual Basic で作っていますので、.NET Framework 2.0 が入っていれば動くと思います。

クリップボードを利用して情報のやり取りを行うので、クリップボードの内容が破壊されても良い状態で利用してください。 やり取りの途中で破壊された場合、極力検知してはねる作りにはなっていますが、100%ではないので注意してください。
Vista 当時の .NET Framework ではネットワークドライブからインストールしようとすると、エラーで止まっていましたが、現状では改善されている模様です。安心してお使い下さい。 また、動作報告が欲しいので、こんな環境で動いたよーって言うのがあればとても喜びます。私の所では Windows7 でもばっちりです。C:\tmp\ フォルダがなくてもきちんと動作します。
現状では、Exact Audio Copy の仕様上、CD タイトルやアーティスト名の取り込みは出来ません。iTunes では出力できているので、今後ひょっとしたら取り込める様になるかもしれませんが、 現時点ではお約束できかねます。Exact Audio Copy 0.99 prebeta 5 では、各アーティスト名が取り込める様になったようです。Visual Studio 2010 を購入したら、 対応できるかどうか、試してみたいと思います。しかし…次から次へと金かかるな。(汗
msi 形式のインストーラー版になりました。まぁ、ねつ造を防ぐという意味で。レジストリはいじりません。アンインストールはコントロールパネルのプログラムの削除と変更から行ってください。

(1)iTunesを起動した状態でCDを挿入し、Shift + 矢印キーで選択します。その後、CTRL + Cを押します。

(2)Exact Title Copy を起動し、変換ボタンを押します。左の写真の様なメッセージが出れば成功です。

(3)Exact Audio Copy を起動し、Database → Get CD Information From → Clipboard を選択します。

ロスレスオーディオを楽しんで下さい。

開発言語 Visual Studio 2005 Professional
.Net Framework 2.0

動作確認
Windows7 Professional(64bit)
iTunes 最新版
ExactAudioCopy V1.3 from2 september 2016

入手先 https://ryuzoji-tohru.sakura.ne.jp/ExactTitleCopy.html

あとがき
VisualBasic2005で作成した初のアプリケーションです。ソースが昇天してなかなかバージョンアップしなかったのですが、 やっとその気になりました。(笑 ニッチなソフトですが、あると便利なのでぜひインストールしてほしいと思います。

iTunesのクリップボードへの出力の仕様が変わり、困っていたのですが、元に戻ったようです。 iTunesの仕様にも影響力を持つとは…やるな俺。(笑)

履歴

2008/02/11 version1.10
c:\tmp が存在しない環境でも正常に動くように仕上げた。ただし、VisualBasicから環境変数を参照する方法が判らなかったため、 システムのテンポラリディレクトリは使わず。その為、強引な実装になっている。WindowsVISTA 対応。 しかし、VisualStudioは版を重ねるごとに分かりづらくなっていくな…。(汗

2006/07/29 version1.00
とりあえず作ってみる。クリップボードからファイルに落とさなくても行けそうな気もするが、 取り合えず苦情が来るまでは現状のままで行く。